メルマガ82

「森の駅発」メルマガ 第82号

★ 山口県美弥市の森の駅の活動報告
★ 山小屋通信–21「山ワサビ」大森 明
                                              
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山口県美弥市の森の駅(大嶺町奥分3073-2)の活動

ここ美祢市にある子供の自然体験施設「森の駅」では、
年に数回、森のマルシェと名付けて山を一日解放します。
大人はゆっくり散歩、子供は元気にかけっこ。
お腹が空いたら手作りフード、休息を兼ねたワークショップで新発見!
大人同士も、小さい子連れのファミリーも、一日のんびり楽しんでもらい、
もっと森の駅の良さを知ってほしい!
そんな思いで手作りのイベントを開催しています。

春のタケノコ掘り、秋の椎茸狩り…季節の恵みを頂く恒例行事、
こだわり素材のパンやお菓子、石釜の焼き立てパリパリ森のピザやオコワ等、
手作りにこだわった美味しいナチュラルなフード、
かわいい雑貨屋さんや木工工房からのミニショップが出店、
誰もが楽しめる簡単楽しいワークショップも毎回開催しています。

4月のタケノコ掘りの春のマルシェには、近郊の森に関心がある方々から、宇部市、
下関市、さらに遠くは北九州市からも集まり、300人もの来場者で賑わいました。
次回(2016.07.24.)は 夏のマルシェ開催!毎年恒例の森のプールが登場します♪

巻末には、春のマルシェの美味しそうなタケノコ掘りの写真と、森の駅の入口に咲く
美しく香り立つような藤の花の写真を掲載しましたので、ご覧下さい。

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山小屋通信–21「山ワサビ」大森 明

山中の水が湧き出しているところに、ワサビが自生していることがある。
5月になると葉っぱも茎も青々と育ち、小さめのフキの葉ぐらいになる。
ご多分に漏れず、近年はワサビの葉っぱも鹿と猿に収穫されてしまい、
人間様の口に入る分はだいぶ減ってしまった。

何とか生きながらえているワサビを見つけると、
少しだけ食べさせて頂くことにしている。
葉っぱにも茎にも、ぴりっとしたワサビ独特の辛みと風味があって美味しい。
山のワサビは根が小さいので抜かずに、
大き目の葉っぱと茎だけを間引いて収穫させてもらい、
小さめの葉や株自体は次回収穫用に残す。
山菜など森の恵みは根こそぎ取らずに、
森の神様からお裾分けいただく精神が大事なのではないだろうか。

というわけで、お裾分けいただいたワサビの葉と茎を山小屋の湧水で洗った後、
お湯をサッとかけてザクザク刻んでオヒタシにしたものが好きだ。
味つけは塩と醤油。ただし製造工程で使う砂糖が重要な役割を果たしている。
辛みを引き立てると聞いた。
甘い砂糖がワサビの辛みを引き立てというのが不思議だ。

いずれにせよ、ごはんによし、お酒にもよし!
当方の料理は「不味い」「下手くそ」というのが山小屋来訪者の評価なので、
山のワサビはこうすればもっと美味しく食べられるというアイデアをお持ちの方は、
是非お教え頂けないだろうか。

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天然の木材による住まいは「健康の泉」

自然はすぐ側にある。気付かないだけ。
仕事に疲れると森や海の自然に出掛けたくなります。
4〜50年前までは、こころ息づく自然は自分の家にも有りました。
然し、省エネや利便性が強調され、生命を失くした木材や、戦後登場した化学合成品等
に囲まれた高気密・高断熱の家になりました。
その発端の趣旨は健康で立派なのですが、その目的の為に、健康に良くない素材が多く
使用されるようになったのです。
健康を失った住いの文化など存在しないのです。
早く、健康な住まいに目覚めましょう。