メルマガ115

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「森の駅発」メルマガ NO.115 2019 March

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★ シリーズ「想いを形に」No.23 岡本 守生
 「家の品格を連想させる香りある家を 安価に」
★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 市川 皓一
 「住宅内の健康空間が 災害時は耐震シェルター」
★ 新・連載エッセイ/山小屋通信 大森 明
 「コルク材リユース」
★ イベント参加者募集中 戸田 吉彦
 「皇居花見と春の樹木勉強会」

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★シリーズ「想いを形に」No.23 岡本 守生
「家の品格を連想させる香りある家を 安価に」

以前「ガイアの夜明け」(平成26年12月27日放送)でトウキョウ・ウッドが紹介され、
木の香りを嗅ぐシーンが映りました。メディアも新しい時代を映すようになったナ、
と感慨深いものでした。私どもの「健康住宅研究会(旧名:元気木の家研究会)」では、
既にHPを通じて、自然本来の香りがする木片と、異質な匂いの高温乾燥の木片を、
新築を検討される方々に配布して、その良さを改めて認識して戴くようにしてきました。

東大名誉教授の谷田貝光克先生によれば、セスキテルペンのセドロールという、
木材が本来持つ木の香りの効果に依り、人は気持ちが鎮静化するそうです。
特に木の香りは、ストレスを解消し、癒しの効果があります。
例えば、末梢血流が増大し、脳波のα―波が増加することや、
血圧が低下することなどが確かめられています。

また最近は、スギのセスキテルペン・セドロールの睡眠を誘う作用も注目されています。
香りで住人を包む木の成分効能は、樹木で多少異なりますが、香りは弱まっても、
自然な成分の揮発は進んでおり、セラピー効果はあるそうです。(谷田貝先生談)

ところが何故か、こうした生物活性物質に関する記事・記録は、
既に色々な木材辞典からも抹殺されている事態になり、誠に残念です。
私どもは、こうして24時間木の香りに浴することを「ウッドセラピー」と称し、
「都会にあっても森に住む」を掲げる根拠にしています。

また、香りに関心を持つのは高所得者、と言った風聞は間違っています。
統計的にはそのような結果が出ているかもしれませんが、
室内空間の環境の是非には所得の高低は関係ありません。

香りは、別に瓶で買うものではなく、香りを発する素材、
即ち自然乾燥の木材を選択するだけで得られます。
家を建てるニ年前に予約すれば、普通の木材と同じ価格で、
香り成分が購入出来るのですから、智恵に依る合理的で安価な選択です。

昔は、自分の森の木を4,5年前から伐り倒し、乾燥させて準備しました。
現在は、思いついて金融機関等に相談すると、直ぐに建てなければなりません。
建築は、一生に一度の大事業ですから、ゆっくり構えて、大まかな図面が出来たら、
木材の手当てをして、2,3年の後の詰めをされる、と良いように思います。
一方、仕事が無く困っている建築事務所や工務店は、建築を急かせますが、
その勢いに負けないことです。碌な家はできません。

木の香りは、木の息吹きの代弁者です。
激しい息遣いではありませんが、静かに見守ってくれます。
そうした自然のもたらす安らぎこそ、「自然との共生」ではないでしょうか。

今まで、戦後の住宅産業の神話に惑わされて、唯々諾々と、
死んで息の無い木材を使った住まいに住みましたが、もう目覚める頃です。
こうした自然な住まいこそ、後々の世界文化遺産になることでしょう。

                              …次号へ続く

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★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 市川 皓一
「住宅内の健康空間が 災害時には耐震シェルター」

地震はいつ来るか分かりません。
「東京都主催の耐震キャンペーン」では、
私たちの耐震シェルター「命守」がすでに何度も紹介され、
「東京都耐震ポータルサイト」でも、安価で信頼できる耐震構造木造住宅として、
「耐震改修工法・装置」のページで推奨されています。是非ご覧下さい。

耐震健康シェルター「命守」は、生活空間の屋内に設置するタイプです。
家屋自体が外圧で潰されても、安全に空間を維持する堅牢さが特徴。
寝ている間に大地震が起きても、シェルターを寝室にしていれば安心。
普段はスギのセラピー効果で睡眠健康に貢献し、高い学習効果も期待で来ます。

耐震健康シェルター「命守」の「耐震性」は公的機関の試験で立証しました。
「延焼時の耐炎・煙害防止の標準装備」は、地震二次災害への万全な対策です。
「生活したまま3日で完成の短い工期」は、引越の必要なく経済的で好評です。
木造家屋密集エリアへ普及させたいとの強い思いで「直販低価格」にしました。

耐震健康シェルター『命守(いのちもり)』の特徴
❶ 『耐震性』能公的機関耐震実験済み。強固な木造モノコック構造。
❷ 『耐炎構造』耐火ボードで外装包囲、地震後に発生する火災から延焼防止。      
❸ 『煙害対策』床下給気ファンを標準装備、火災時の煙害にも安心。
❹ 『低価格』150万円(組立費込)。低価格で高機能・高品質シェルターを実現。
❺ 『短工期』工事期間3日。 短期間の工事で引越しの必要がなく合理的。
❻ 『純国産』日本の森を守る総国産材。林業に利益還元、国土を守ります。
❼ 『健康』低温乾燥木材を使用。樹木本来の調湿機能と抗菌防虫で健康に。
❽ 『匠の技』鹿沼職人の伝統技術。仕上がり美しく信頼出来る日本の匠。
❾ 『住宅内』現有戸建住宅内にインセット。寝ている間の地震にも安心。

■ 商品詳細は「命守」と入力しパソコン、スマホで検索できます。 


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★新・連載エッセイ/山小屋通信 大森 明
「コルク材リユース」

わが山小屋でも愛飲されるワイン。
そのワインのコルク栓だが、コルクガシの樹皮が生み出す自然な模様と色合いが好きだ。
色、形状、デザインも様々だ。
また、コルクガシの樹皮を打ち抜いた素朴な雰囲気を漂わせるものから、
細かいチップ状のコルクを成型してつくった繊細な感じのものまであって、面白い。

これを木工作品に使わない手はない。
「捨てればゴミ、使えば資源」という意味もある。
まずはコルク栓をそのまま使えば小さな人形になる。
形状的にはスパークリングワインのコルク栓が最適だ。
頭でっかちなので、目を描くだけでかわいい人形になる。

次に普通のワインの栓によく使われている、太さがほぼ均一のコルク栓を
約1cmの厚さで輪切りにして、オモチャの車輪にしてみた。
車体は今年の干支であるイノシシ(木製)。
この木製イノシシは間伐や剪定した木を使って、昨年末にたくさん作った在庫品を利用。
車軸は古くなって捨てる竹の菜箸をカットして利用。

かくして外部流出価値ゼロ(接着剤とアクリル絵具は除く)で
「木製リユース・イノシシ・カー」の出来上がり。
コルクの車輪は見た目もソフトでよい感じだ。
強度面は仲良しの元気な幼児に確認してもらおうと思う。

こうして山小屋の心得に、以下の事項が加わることとなった。

・ワインを買う時は、スクリューキャップやプラスチック製ではなく、
 コルクガシ材の栓のワインにすべし。
・ワインを開ける時は、コルク栓をぐしゃぐしゃにしないで開けられるよう、
 コルク栓をきれいに抜く技能を習得すべし。
・ワインを早く飲みたくとも、ガツガツせず平常心で栓を開け、
 コルク栓を決して壊すべからず。


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★イベント参加者募集中 戸田 吉彦
「森の駅推進協議会 皇居花見と春の樹木勉強会」

会員親睦を兼ね、日本が育んで来た樹木と人間社会との理想的な関係を、
桜井副会長のご案内で春の皇居東御苑に咲く花を愛でつつ学びたいと思います。

参加希望者は、岡本氏、または戸田(090-9156-1554)迄ご一報下さい。

日時;2019年4月6日(土)9時30分集合(午前中で終了)大雨など荒天の場合中止
場所:皇居東御苑 大手門口の入苑票受け取り口に集合
講師:桜井尚武 先生
会費:無料 弁当持参自由 構内に売店もあります。(飲酒は禁止)