③化学物質低減の健康住宅

森の駅発/健康住宅は化学物質低減住宅を推進し、化学物質アシスター建材の使用に対応します。
今までの住まいづくりでは使用する建材を明らかにすることをしてきませんでした。
しかし、住まいにおける化学物質によるシックハウスの被害がなくならない現状では、使用する建材をすべて明らかにする必要がであると考えています。

森の駅発/健康住宅では化学物質アシスター建材を認定する「あすぷろ実行委員会」と連携し、化学物質アシスター建材の使用に対応していきます。

化学物質アシスター建材の認定方針は下記のとおりです。

厚生労働省が室内濃度指針値を設定したシックハウス(室内空気汚染)問題に関する13物質だけでなく、殺虫剤系(ネオニコチノイド、ピレスロイド、有機リン、パラジクロロベンゼンなど白あり駆除剤などで使用される)、イソシアネート系(主に塗料の硬化剤として使用される)、 高沸点溶剤(ミネラルスピリット、テキサノール等)、可塑剤などを含まないもの、揮発が無いものを認定します。

有害性が指摘されている化学物質は、呼吸>経口>経皮の順で体調への影響が大きいとされています。もちろん、揮発量や毒性によっても影響に差が出ます。揮発や溶け出すことの無いものは安全といえますが、臭いで判別できない無臭のものも多いので注意が必要です。

また、体調に影響が出る揮発性有機化合物(VOC)などは、防水材、断熱材、緩衝材、難燃剤、接着剤、塗料に多く含まれていますが、その中から施工7日後の有害物質の揮発が0に近いものを認定します。

自然塗料など、自然素材を原料とするものであっても、特に乾燥中に油成分が化学変化を起こし、もともとは含まれないシックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドが発生する場合があることから、認定にあたっては慎重に対応します。

すべての化学物質アシスタ建材において、使用にあたっての注意点をHPで明確にします。
特に換気は極めて重要です。
建築基準法で義務付けられている常時換気の設備では不十分です。
空気の流れ、換気扇と給気口の位置・仕様、暖房器具の種類などによっても空気環境は変わるため、インテリアの注意とともにHPに掲載し、購入者に資料を手渡しします。

Q&Aでよくわかる!かんたん化学物質ガイド「塗料・接着剤と化学物質」(環境省)をぜひご覧ください。

シックハウスについて下記の内容はシックハウス診断士協会のHPからの抜粋です。

シックハウス症候群とは

住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称して、シックハウス症候群と呼びます。

住宅の高気密・高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材を多く用いたことにより、室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住まう人の健康に悪影響を与えてしまうようになってしまいました。
シックハウス症候群は原因も症状も多種多様で、ひとつの原因やひとつの症状、ある一面からの定義だけでは正しく理解することができません。
発症のメカニズムなど、まだまだ未解明な部分も多くあります。
最近では、学校の室内空気汚染による健康障害として「シックスクール」も問題化しています。


シックハウス症候群の原因

シックハウス症候群というと、新築やリフォームをしたときだけの問題で、住宅を建てるときに使用される建材からの化学物質だけが原因と思われがちですが、建材以外にもカーテンやじゅうたん、家具などから揮発する化学物質や、日常生活用品、ダニやカビなど様々な原因によって室内空気が汚染されています。
シックハウス症候群の要因には以下のようなものが挙げられます。

■建材から揮発する化学物質 化学物質を含有・添加した新建材が多用され、そこから揮発する化学物質によって室内空気が汚染されてしまっています。壁紙、接着剤、合板、塗料などあらゆる建材が室内空気汚染の原因になっています。
■家具などから揮発する化学物質 じゅうたんやカーテン、家具からも化学物質は揮発しています。接着剤や難燃剤、防虫剤など様々な化学物質が用いられています。
■換気不足 住宅の高気密・高断熱化が進みましたが、換気対策が遅れたために、室内空気汚染の原因となってしまっています。計画換気の必要性への認識が不足しています。
■ダニ・カビ 高湿度で結露を起こしやすい住宅では、ダニ・カビが発生しやすくなってしまいます。ダニやカビによるアレルギーなど、健康に悪影響を与えています。
■体質の変化 アレルギー体質の人や化学物質に過敏な体質の人が増えています。またストレスなどの心理的要因なども、シックハウス症候群の原因ひとつではないかと考えられています。
■日常生活用品 化粧品やタバコ、スプレー類、防虫剤、暖房器具などの日常生活用品から発生する化学物質も原因となります。


シックハウス症候群の症状



シックライフ

シックハウス症候群は複合的な要因が、複雑に絡み合って引き起こされるので、住環境や建材だけに目を向けていては、問題の真の解決はできません。
現代社会では、室内空気汚染だけではなく、食品や日常生活用品、ストレスなどの心理的影響、大気汚染や水質汚染など様々なものが健康に悪影響を与えています。

「シックハウス」として住環境だけに目を向けるのではなく、「シックライフ」として大きな視点で生活全体が病んでいる現状を捉えていかなければなりません。